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Netflixオリジナルアニメ 『ケンガンアシュラ』レヴュー

Netflixオリジナルアニメ 『ケンガンアシュラ』レヴュー

© 2019 サンドロビッチ・ヤバ子,だろめおん,小学館/拳願会

★★★★★★☆☆☆☆ 6/10

『バキ』と比べると作画や演出も良く、大企業の代理戦争にサラリーマンの山下一夫が巻き込まれていく序盤は楽しめましたが、本筋のはずのトーナメント戦に入ると冗長で退屈になってしまい、途中から失速してしまった感があります。

バキより作画は良い

原作は裏サンデー連載の漫画。原作者のサンドロビッチ・ヤバ子は実は今期の『ダンベル何キロ持てる?』の原作者でもあります。

無差別格闘技によるデスマッチという設定や、戦闘シーンを含む多くのシーンでCGアニメを用いているなど、同じくNetflixの『バキ』と似た方向性の作品と言えます。ただ、作画が残念だった『バキ』に比べると演出を含め映像的なクオリティは高く、絵だけで見る気が失せるということは無いです。この辺りは監督が岸誠二という安心感はありますね。

また、うだつのあがらないサラリーマンである山下一夫の目線からストーリーが語られるという点も、意味不明な超人だらけの中にあって辛うじて現実感とコメディ要素を提供していて良い方向に働いていると思います。

トーナメントは退屈

企業の代理戦争としての拳願仕合に山下一夫が巻き込まれていくという、作品の世界観や設定を見せる序盤は割と面白かったんですが、途中からバトルものでお馴染みトーナメントに入ります。

トーナメント方式は天下一武道会など古くから用いられてきた手法で、それが続いている間は連載も続く上にネタも考えやすいのかやたらと多用されますが、噛ませとはいえ魅力的な敵キャラが必要だったり冗長さを避ける必要があったりで、諸刃の剣でもあります。この点において「ケンガンアシュラ」は失敗しているように感じました。

バトルものとしては刃牙のスタイルを踏襲していて、要するに「ぼくの考えた最強の格闘家」がお題の大喜利なわけで、現実性とかは求めていないものの大喜利のネタとしてはイマイチなキャラが多く、いちいち間に挟まれるエピソードも飛び抜けたものは無く退屈です。一番良かったのはネパールから日本に来てオタクになった「史上最強の自宅警備員」こと春男ですかね。

シーズン1としてはトーナメントの最初の方で終わっており、何シーズンやる気なのか知りませんがこれが延々と続くのかと思うと、正直続きを見ようという気が起きません。「ダンベル」なら何シーズンでも見るんだけど。

ケンガンアシュラ (Netflix)

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