Part IとPart IIの全24話が配信中で、こちらは2018年7月30日に配信開始されたPart IIの感想になります。
Part Iの感想は以下です。
『ソードガイ The Animation Part I』の感想 – 新作が続くNetflixオリジナルのアニメ作品
完結編のシーズン2
Netflixオリジナル作品としてPart Iが2018年3月に公開されていましたが、続編となるPart IIが7月30日に配信開始となりました。
ストーリーとしてはこれで完結でしょう。まあ続きがあってももう見ようという気は起きませんが…
突っ込む気力もなくなる超展開
Part IからB級アクションものというかネタアニメ的なところはありましたが、Part IIは輪をかけてひどくなってますね。
1話からかなりの超展開っぷりなんですが、物語的に終盤になるにつれギャグパートも減らさざるを得ず、ネタアニメとして楽しむこともしんどくなってきます。
キャラクターの言動が御都合主義的で一貫性がないとか、取って付けたような妹キャラのぐへへ展開とか、魔剣に対する神剣が登場するものの速攻で破壊されて何がしたかったんだとか、思いつきだけで書かれたような展開の連続で、とにかくツッコミどころだけは事欠きません。
まさかあのオバチャンが唯一の希望に見えてくるとは思わなかった。
アニメは加速するのか
Netflixはアニメに力を入れていく戦略で実際大きなキャンペーンも打っていますが、オリジナル作品に関しては『DEVILMAN carybaby』以降はいまいちパッとせず、特に本作は何でよりによってコレを?という疑問を感じざるを得ません。
お膝元のアメリカではオリジナル作品が5年でエミー賞112部門にノミネートされるようになったという景気のいい話もありますが、
Netflix、本当にテレビ界を制する──エミー賞112部門ノミネートが告げた新時代の到来(wired.jp)
アニメに関しては5年でこういう展開があり得るんでしょうかね。
とは言えアニメ戦略も始まったばかりですし、ヒット作は狙って作れるものでもないのでまずはオリジナル作品の量を増やす段階、と言うことで今後に期待しておきます。
総評:★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3/10
場当たり的な脚本に作画的にも見所がなく、ストーリー後半でシリアス展開になるだけにネタアニメとしても最後まで見るのは正直辛いレベルです。せめてニコニコでコメント付きで見られたら、とはやはり思ってしまいますね。
Netflixに対してはアニメ業界の黒船としての期待も大きいと思うので、失速しないようにお願いしたいところです。
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