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『アグレッシブ烈子』レヴュー – サンリオの狂犬(レッサーパンダ)がNetflixに参戦

©‘15,‘18 SANRIO ©SANRIO/TBS・FANWORKS

アグレッシブ烈子』がNetflixオリジナルアニメとして公開されました。もともと「王様のブランチ」内での放送でしたが、放送枠は転職に成功したようです。

15分アニメで全10話配信中。

リアル社畜、魂のシャウト

あらすじ:

商社の経理部でOLとして働く烈子。上司からいわれのないパワハラを受けるも生真面目な性格が災いし黙って仕事をこなしてしまう。唯一のストレス解消法である一人カラオケでデスメタルをシャウトしているのだった。

キャラクターは皆動物がモデルになっており、烈子はレッサーパンダということです。文字通り社畜ですね。世知辛いフレンズの世界。

サンリオのキャラアニメといえば『SHOW BY ROCK!!』もだいぶイカれてましたが、烈子も普段は可愛いんですがデスメタルで豹変するあたりサンリオの狂気を感じます。

社畜の耐えられない軽さ

希望に溢れて入社する出だしは『NEW GAME!』とほとんど同じなんですが、まあリアルはこうなりますよねー。ですよねー。

キャラクターはサンリオらしくかわいく、サラリーマンあるある的な人物像をコミカルに描写できている所もあります。

とは言え、嫌な上司やウザイ同僚などのステレオタイプな描写が延々と続くのは正直しんどい。職場でストレスを抱えている層の共感を得たいのかもしれませんが、さしたるカタルシスもなくグチの垂れ流しを聞かされているみたいでエンターテイメントとして十分昇華できていない感じがします。

ゴリ部長と鷲美さんが出てくるあたりでようやく面白くなりますね。この2人はいい味出しているんでもっとフィーチャーして欲しかった。と言うかほとんどこの2人だけが救いです。

結局のところ烈子がやっているのは現実逃避と不満をシャウトすることだけなので、共感を感じることは難しかったです。仕事を続けるにもかかわらず烈子が仕事自体に積極的な価値を見出す描写も全くといっていいほど無く、仕事をテーマにした作品としては致命的な欠点に感じます。

総評:★★★★☆☆☆☆☆☆ 4/10

本来は会社員の悲哀を面白おかしく描いたアニメと言うコンセプトだと思うのですが、悲哀に重きを置きすぎたせいかむしろ痛々しく感じる場面が多く、コメディとしてもお仕事アニメとしても上手く成立していないように思います。

Netflixのオリジナルアニメは(たまたまだと思いますが)血生臭い作品が続いており、気軽に楽しめるショートアニメとして期待していたこともあってちょっと残念です。

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