オリジナルアニメ作品も増えてきたNetflix(ネットフリックス)。新作アニメのネット独占配信もあり、加入するか迷っているアニメファンも多いかもしれません。
ここではアニメファンから見たNetflixの特徴やメリット、デメリットを書いていきたいと思います。
Netflixの特徴
完全定額制
Netflixは定額で全ての動画が見放題です。いわゆるサブスク型のサービスですね。
他の動画配信サービスの中には、視聴の際に別料金が必要なレンタル作品が混在しているものもありますが、Netflixではそういう事はなく非常に明快なシステムと言えます。
料金プランは3種類あって、画質や同時視聴可能なデバイス数が異なります。
プラン | ベーシック | スタンダード | プレミアム |
月額 | 990円 | 1,490円 | 1,980円 |
画質 | SD | HD | 4K UHD |
同時に視聴できるデバイス数 | 1 | 2 | 4 |
今時SD画質はさすがに厳しいのと、アニメという意味では4K HDR作品は今のところ短編の『ソル・レヴァンテ』ぐらいしかなく、普及するまでしばらくかかりそうなので、まずはスタンダードプランで十分だと思います。(ただ「ソル・レヴァンテ」の映像美はアニメの未来を強く感じさせる仕上がりなので、一度は見て欲しいですが)
4Kディスプレイを持っていて4K HDRの映画などが見たい場合や、家族で契約して複数人が同時に視聴したい場合などはプレミアムプランを選択するのが良いと思います。
無料期間は終了?
これまでNetflixは初回は1ヶ月の無料体験期間があったのですが、2019年12月からこの無料期間が利用できなくなっているようです。新規で気軽にお試しできなくなったのは残念ですが、現時点では加入と同時に料金が発生する事になります。
独占・オリジナル作品が増えてきている
アニメファンとして要注目なのは、Netflixの独占配信となっている作品が増えてきていることです。
今期(2021秋アニメ)は以下の作品が独占配信となっています。
- ブルーピリオド
- 範馬刃牙 (Netflixオリジナル)
- 古見さんは、コミュ症です。
- 極主夫道 パート2 (Netflixオリジナル)
- スーパー・クルックス (Netflixオリジナル)
ちなみに今期の新アニメの配信数を他の主要サービスと比較すると以下のグラフのようになります。Netflixは新作の配信数が少ないのが残念ですね。
また、アニメ作品全体の配信数で見ると以下のようになります。
こちらはdアニメストアが圧倒的ですが、その他のサービスとは同程度と言えると思います。
Netflixの特徴としてはオリジナルアニメを含め海外アニメが充実しており、その約1/3を占めています。海外アニメを見たい人や、英語学習を兼ねて英語字幕付きでアニメを見たい人などにはメリットですが、日本のアニメを見たい人にとってはイマイチな品揃えかも知れません。
視聴可能デバイス
対応プラットフォームは幅広く、スマホはもちろんApple TVやプレステにも対応しています。出先ではスマホで、自宅ではテレビの大画面で、という楽しみ方もできますね。
対応デバイス一覧
PC | スマホ, タブレット | Android TV | Fire TV | Apple TV | ゲーム機 |
◯ | ◯ iOS, Android | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ PS4, PS3, Wii U, XBOX 360, XBOX ONE |
ダウンロードも可能
スマホで視聴可能といっても、出先で視聴するとかなりデータ通信量が多くなってしまうのも事実。
そこでNetflixではあらかじめ見たい動画をダウンロードしておける機能が用意されています。自宅のWi-Fi環境でダウンロードしておき、出先でそれを見るようにすれば携帯の通信料はかかりません。

これで通信制限などを気にせず外出先でも番組が楽しめますね。
おすすめコンテンツ
Netflixのオススメアニメ作品を以下のページで紹介していますので参考までにどうぞ。
まとめ
メリット
- Netflixオリジナル作品や独占配信作品が多い
デメリット
- 国内アニメの配信数が少ない
Netflixは特に国内アニメの作品数の少なさから、アニメファンにとってはメインで利用するサービスにはなりにくいと思います。オリジナルアニメなど、他では見られない作品が見たい場合に加入するサービスと言えそうです。
もっともアニメ以外の映画やドラマは豊富ですし、アプリの使い勝手も良いので、海外ドラマのついでに話題のアニメも見たいぐらいの人にとっては総合的な満足度は高いサービスだと思います。