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2018秋アニメ 3話までの感想戦

2018秋アニメ 3話までの感想戦

秋アニメもほぼ3話まで出揃ったということで、これまでの所の個人的ベスト10を挙げてみたいと思います。

今期は『ゾンビランドサガ』や『RELEASE THE SPICE』などのオリジナルアニメが頑張っているのが頼もしいですね。

01 | SSSS.GRIDMAN

1話が衝撃のクオリティで度肝を抜かれました。

慣性を感じさせる動きでその巨大感を表現した作画や、特撮独特のカメラアングル、わざわざきぐるみの様な動きをCGで表現した怪獣など、戦闘シーンのこだわりっぷりが半端じゃないです。そこかしこに特撮やアニメ作品のオマージュらしきシーンがあり、ファンにはたまらないものがありますね。

しかし、この作品で特筆すべきはむしろその日常シーンかもしれません。全くBGMを使わずにありふれた風景を切り取っていくカット割り、長回しやロングショットの多用は、気づかぬうちに崩壊していく日常の不穏感をうまく演出しています。こうした表現は実写や映画作品に多く、アニメになれた目に感じる違和感を逆手にとっているかのようです。巧妙ですよ。

あと六花ちゃんのキャラデザがここ数年で最高の出来栄えで、中の人の自然な演技がまた素晴らしい。アカネちゃんのマジキチっぷりも最高で、ヒロインズの今後の展開からも目が離せません。

配信:Amazonプライム・ビデオ | dアニメストア | Hulu | Netflix

02 | うちのメイドがウザすぎる!

美幼女好きの元自衛官がロシアンハーフのお宅でメイドするクライムサスペンスハートフルコメディ。

メイドの異常な愛情から繰り出される振り切れたネタの数々が最高です。これ男だったら完全に事案というかアウトですよね。いやあ、百合って本当にいいものですね。

その家庭事情から引きこもり中のミーシャの成長を期せずして促してしまうつばめですが、いい話になりそうでならない絶妙なさじ加減も素晴らしいです。パンダの蕎麦アレルギーは笑った。

制作は「うまるちゃん」や「ガブリールドロップアウト」に続いて太田雅彦監督と動画工房のコンビで、こういう作品をやらせると右に出る者がいないですね。

配信:Amazonプライム・ビデオ | dアニメストア | Hulu

03 | やがて君になる

高校に入学しても恋を知らない主人公が、ふとした事で手伝うことになった生徒会の先輩に告白され、やがて「特別」を知っていくというお話。先輩がクールそうに見えて意外に本能に忠実でグイグイくるのが素晴らしいです。あら^〜。

いわゆる百合ですがコメディ色の強い日常系ではなく、本格的な恋愛ものとして描かれており、細かい心理描写が凝った演出で表現されていて技術点も高いです。恋愛に正面から取り組んだ作品という意味では、近年だと『月がきれい』に近いものを感じます。

3話時点ではまだ後輩ちゃんは「特別」に目覚めておらず、ゆっくりじっくり心情の変化を追っていく展開も心憎い。期待せざるおえない。

配信:Amazonプライム・ビデオ | dアニメストア | Hulu | Netflix

04 | ゾンビランドサガ

ゾンビのアイドルが佐賀を救うという深夜の居酒屋で思いついたような設定のオリジナルアニメ。

1話の異世界もの的出オチ感溢れるアバンに始まり、突然始まるラップバトル、取って付けたようなダンスCGなど、流行りものにとりあえず手を出していく一見安易な展開と見せかけて、その中身はかなり作り込まれたハイクオリティなもの。

ここまでくると、むしろ流行りのジャンルが粗製乱造されて急速に陳腐化していく昨今のアニメに対する辛辣なアンチテーゼのようにも思えてきます。それをしっかりエンタメ作品に仕上げてくるところにMAPPAの技術と心意気を感じますね。

伝説の山田たえの中の人がセーラームーンなのは盛大な伏線だと信じてる。

配信:Amazonプライム・ビデオ | dアニメストア

05 | 風が強く吹いている

原作は同じくアニメ化もされた『舟を編む』でも知られる三浦しおんの小説。『舟を編む』に比べると、王道のスポ根展開でよりエンタメ性が強い作品になっています。

廃部状態の陸上部が部員を集めて全国を目指すといういかにもテンプレなプロットですが、大学生という設定と箱根駅伝という実在の競技を題材としていることもあってリアルとフィクションのギリギリのバランスを狙っており、アイドルになって廃校から救う的なファンシーな作品とは一味違う面白さがあります。

監督は『ジョーカー・ゲーム』の野村和也で、話の構成、演出、作画ともクオリティが高く、アニメーションとしての出来も素晴らしい。安心して見ていられます。

配信:dアニメストア | Hulu

06 | RELEASE THE SPYCE

ぺろ、これは百合の味だぜ。

女の子たちがスパイとして悪の組織と戦うというストーリーで、最近だと『プリンセス・プリンシパル』に近いですね。ただシリアスよりはエンタメに振っており、キャラクター原案が『ゆるゆり』のなもりということもあって、なんだかもう戦うごらく部感がすごい。

設定的にも、舐めるとその人のことが分かるとか、おクスリスパイスをキメて能力向上するとか、師弟システムとか、色々と狙いすぎ。だがそれがいい。ソープランドって言っちゃったよ。

スパイものとしてアクションも見せつつ、各キャラのお当番回でゆるゆりな展開も期待できるという一挙両得、一石二鳥、サービス精神旺盛な姿勢がナイス。

配信:Amazonプライム・ビデオ | dアニメストア | Hulu

07 | ゴールデンカムイ(第二期)

春に続いて2期目となりますが、しょっぱなから江渡貝くんを出してくるのはズルイわ〜。一気に視聴者を引き込みましたね。

ゴールデンカムイは頭のおかしいヤロウどもを描かせると抜群で、そういう意味ではジョジョに近いものを感じます。また1期で登場した伏線が徐々に収束、点と点が繋がって線になりのっぺら坊へとつながる大きな流れを生んで物語的にも面白くなってきました。

一方でグルメアニメとしての側面も健在。ヤマシギのつみれ鍋とか美味そう。尾形くん、チタタプって言おう!

配信:FOD(独占配信)

08 | ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風

ジョジョのTVアニメ化もついに第5部まで来ましたね。

1話では散々ネタにされて来たあの名ゼリフも登場(『RELEASE THE SPICE』もこれにぶつけて来たとしか思えない)。なぜ舐める必要があるのか。わけが分からないよ。

5部はイタリアのギャングものという点では「ゴッドファーザー」的な鉄板の設定ですが、ジョジョのダークな面とは親和性が良いように思います。

とは言えさすがにマンネリ感を感じないでもないですが、その特異な発想やイカれ具合はやはり他に得がたいものがあり、ジョジョの唯一無二な魅力はまだまだ楽しめそうです。

配信:dアニメストア | Hulu | Netflix

09 | ひもてはうす

石ダテコー太郎監督が気心の知れたキャストを集めた、「てさぐれ」の夢再び、という作品。ぶーた氏のキャラデザがえらくかわいい。3Dモデルにはあまり活かされていない気もしますが…

女の子のちょっと生々しい日常をコミカルに描いたシナリオパートもそこそこ楽しめますが、やはりアドリブパートが真骨頂でしょう。それだけに「てさぐれ」などに比べてアドリブパートの時間が短くなっているのは残念ですね。ただやはり面白い。

演者のアドリブを3Dモデルでアニメ化するというのは、それまでのアニメの枠を超えた試みで、その後のVTuberの勃興を準備したという点でも画期的なシステムだったと思います。中でも「てさぐれ」はその奇跡的なキャスティングもあって一つの完成形と言えるでしょう。そういう意味でも「もう一歩先」が見たいと思ってしまうのは贅沢でしょうか。

配信:Amazonプライム・ビデオ | dアニメストア

10 | 宇宙戦艦ティラミスⅡ

「くらげバンチ」に連載中のギャグ漫画が原作。「ヤマト」や「ガンダム」的な世界設定ながら日常のしょーもないネタのギャグで笑わせるというギャップが魅力です。春クールに続く第2期ですが、相変わらずでなにより。

2期では初の地上世界が描かれましたが、全く未来感がないのがステキです。スバルの兄に続いて父親も登場、仲が良くて微笑ましいですね。気を付けよう架空請求。というか車椅子で意味深に登場した割には普通に立っとるやんけ。

正しい15分アニメの姿を見せてくれる良作。

配信:dアニメストア | Hulu

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